足の指の働き
皆さん「足趾(そくし)」という言葉を聞いたことはありますか?
これは「足の指」のことを医学的に書き表したものになります。
ちなみに手の指でいう親指は
「母趾(ぼし)」、人差し指は「第二趾」、中指は「第三趾」、
薬指は「第四趾」、小指は「小趾(しょうし)または第五趾」
と呼びます。
そんな足趾は体の中ではとても小さな部分ですが、
実は「バランス能力」において大きな役割を担っています。
ある研究では、転倒したことがある方は転倒しなかった方に比べて
足趾の筋力が劣っていたという結果が出ています。
転倒予防の足趾運動
転倒予防を目的とした運動というと、
もも上げや膝伸ばしといった下肢の筋力トレーニング、
片足立ちや足踏みなどのバランス練習などありますが、
それらの運動に加えて行うと
より効果的な「簡単に座ってできる足趾の運動」
を紹介したいと思います。
テレビを観ているときや寝る前のわずかな時間にもできる運動
となっているので、ぜひお試しください!
*グーパー運動

全ての足趾を同時に曲げ伸ばしをする運動です。
指は浮いても良いですが、
足の裏が床から離れないようにしましょう。
*グーチョキ運動

母趾とその他の足趾を分けて動かす運動です。
全部の足趾を曲げた後に母趾を上へ持ち上げます。
*タオル引き運動

フェイスタオルを床で身体の正面に広げます。
両側の足趾を曲げ伸ばしし、タオルを引き寄せます。
踵の位置が変わらないようにすることが
ポイントです。
タオルを簡単に引くことができる人は、
タオルの端に重りを置いて挑戦してみてください!
これらの運動は回数を決めて行うも良し!
好きな音楽に合わせて行っても良し!
何より大事なことは毎日続けて行うことです。
日々の隙間時間や座っている時間を
有効活用して足趾機能を高めていきましょう!
(恩田)
